利用者様の体調管理、朝の血圧測定、毎日の薬のセットと管理、処置、通院時には状態の報告書を作成、救急搬送時の付き添い等、看護業務全般を行っています。一日の流れは、介護職員と同じ業務内容をこなしながら、合間を見て、看護業務を行っていきます。家族様とのコミュニケーションもとりながら、利用者様と家族様の間に入り、状態をわかりやすく伝えたり、アドバイスを行ったりもしています。

介護施設の看護師を目指して資格を取得したので、数年の病院勤務を経て転職しました。

第二の我が家がテーマとなっており、施設というよりは我が家に近い空間を目指している所です。まず、食事では、業者に依頼するのではなく、家庭と同じように、冷蔵庫にある物で手作りの食事を提供しています。季節の野菜、行事に合わせた料理を提供し、利用者様にも食事作りに参加してもらうことができます。次に入浴です。一人一人浴室を清掃しお湯を入れ替え、流れ作業にならないようすべての利用者様を個浴で対応しています。特に女性は身体を人に見られたくないと思います。入浴中は職員以外出入りすることはないので、利用者様も家族様も、安心してご利用いただけるのではないかと思います。

利用者様にも職員にも家庭的な雰囲気作り、空間作りに力を入れており、入社当初からとても温かく迎え入れて頂きました。入社当初は看護師が私一人という状況でとても不安な中勤務をさせてもらっていましたが、介護職員の方の協力があり何とか看護業務の確立が出来てきました。介護職員の方も薬の事、処置の事を一生懸命に質問して下さり、知識を深めてお互いがお互いの職種に寄り添って他職種との連携がこれほどまでに取れているというのは嬉しい他ありません。

医療は日進月歩というようにどんどんと進歩していきます。できる範囲で講習等に参加し、利用者様にとってより良い、安心した生活が提供できるよう自分自身も進歩し続けていきたいです。

看護職員が増えた際は、互いの経験と知識を共有し、施設の医療分野がより充実出来るよう、良い関係性が築けると良いと思っています。